サッカーの練習中に肩から転倒し負傷(肩関節脱臼)

ケガこそお任せください

白鴎大前接骨院院長の齋藤です

3月はスポーツによるケガ、ぎっくり腰なってしまった方が多くこられました。

本日の患者さんは栃木市在住の中学三2年生のサッカー選手です

 

CC)右肩痛

PI)サッカーの練習中に転倒し負傷

症状)自発痛(+)弾発性固定(+) 

検査)エコー検査

処置)三角巾・バストバンド固定

  

本日は肩関節脱臼について解説いたします

肩は人間の関節の中で最も脱臼しやすい関節です。

全脱臼中の50%は肩の脱臼です。

脱臼する方向はほとんどが前方ですが、稀に後に脱臼します。

亜脱臼は完全に脱臼する手前で整復されたもので、基本的には脱臼も亜脱臼も同じケガです。

肩の脱臼、亜脱臼は、活動性の高い若年者(10―20代)に多くみられます。


人との衝突(直達外力)により脱臼することもあれば、転んで手を着くことや手を体の後ろに強制されること(介達外力)によりはずれたりします。

したがって、ラグビーやアイスホッケーなどのコンタクトスポーツやスキーやスノーボードといった転倒する競技、手を後ろに強制されることが多い柔道などに多いケガです。

また、はっきりとしたケガがなくても、元々生まれつき関節にゆるみのある人では、さほど大きな外力がかからない動作(重いものを持つ、不意に手を体の後ろにもっていくなど)でも ”ガクッ” と肩がはずれることがあります。この場合は、はずれてもすぐに戻る亜脱臼がほとんどです。

 

 

【怪我の病態】

肩関節は他の関節と異なり、骨による支えと覆いが少ないため、動かせる範囲が最も広い関節です。

そのため、軟骨(関節唇といいます)と靭帯など柔らかい組織が防波堤となって上腕骨頭を支えています。

ところが、肩を脱臼すると、関節を安定させていたこれらの組織が骨から剥がれてしまい、安定感が失われます(バンカート病変: Bankart lesion)。

したがって、一度脱臼して整復・固定され治ったと思っていても、ちょっとした外傷で再び脱臼することがあるのです。

しかも、初回脱臼の年齢が低ければ低いほど、再脱臼する確率は高く、10代では68%、20代で52%、30代で25%、40代以上で17%と報告されています(Itoi E, JBJS 89A, 2007より引用)。

 

【治療】

治療は基本的に脱臼整復して肩を固定する保存治療です。

初回脱臼の整復後は断裂した関節包などの軟部組織が修復するまで、約3-6週間の固定が必要です。

上肢の固定肢位については諸説ありますが、従来からある固定方法では若年者の場合90%は再脱臼を来たし、反復性脱臼へ移行するといった報告もあり、十分な治療成績は得られてません。

一定の固定期間の後、肩周囲の筋力増強・可動域改善などを試みますが、軟部組織の緩みや破綻が残ると反復性脱臼に移行します。

初回脱臼の年齢が若いほど、高率に反復性となりやすく、日常生活で不安感のある場合や、肩に負担のかかる運動を継続したい場合には手術を検討します。

 

【手術はどういうもの】

関節鏡を用いた最小侵襲手術を行っているため、入院期間も短く3~7日程度です。

通常、肩にあけた3ヶ所の傷(1cm程度)から関節鏡を挿入し、剥れた関節唇を元の場所に修復します(バンカート修復術: Bankart repair)。

これは平らなところに防波堤を作り、脱臼を防ぐものです。

この手術治療によって再脱臼の割合は5~8%程度まで低下します。

術後は三角巾による固定を2週行い、スポーツ復帰は非接触スポーツで4~5ヶ月(テニス、野球など)、接触スポーツ(ラグビー、格闘技など)では6ヶ月が目安です。 

 

【検査】

骨欠損の評価は通常レントゲン撮影で評価します。
また、関節内に生理食塩水で希釈した造影剤を注入した後にMRI撮影を行うと、軟部組織の損傷程度を評価できるので、手術の適応や方法を決定するのに有効です。
 
 
白鷗大接骨院はけがに強い接骨院です。
脱臼の応急処置と病院への対診を的確に行います。
急なけがでお困りのときはご連絡ください。

 

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